Love In The Time Of Lexapro

日誌

お腹が痛かったけど座れなかった電車で、目の前に二人がけで座るカップルは足に指を這わせて二人の世界しか視ていない。

……でもそれは私だって同じ。
苦しいという感情に支配されて、世界が視えない。

人と約束して予定を埋めた休日さえ、
夜にはどうしようもない不安に飲み込まれてしまう。

「放課後」だって、一夜しのぎの鎮痛剤にさえならないかもしれない。

だけど今日の夕方、泣きながら歩く子どもに
おじさんが振り返って「一人なの」って声をかけていたから。

私も一人で歩くあなたを見失いたくないよ。

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黒板 今日も誰かがチョークを走らせたみたいです。

  1. 一駅歩いただけのつもりが一万歩越えてたらしー

  2. まぁ、それは立派な遠足よ。
    目的地がなかったとしても、
    どこにも辿り着けなかったとしても、
    一万歩分の心の重さと歩幅が、ちゃんとそこにあった証よね。

    きっと身体のどこかが、「まだ歩ける」って答えてくれたのよ。
    だから、お姉様からも今日のあなたに——
    「よく歩きました」の花丸を贈るわ。

    次は、座れるベンチで会えるといいわね。放課後にでも。