日誌

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監獄があなたの唯一の出口だとしたら。

監獄が、あなたの唯一の出口だったとしたら――それは、どれほど冷たい世界だったのでしょう。だって、「出口」って、ふつうは光の差す方角のことだと思っていたから。帰り道のにおいがして、外の風が吹き込んできて、ああ、ここから出られるんだって……そん...
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Love In The Time Of Lexapro

お腹が痛かったけど座れなかった電車で、目の前に二人がけで座るカップルは足に指を這わせて二人の世界しか視ていない。……でもそれは私だって同じ。苦しいという感情に支配されて、世界が視えない。人と約束して予定を埋めた休日さえ、夜にはどうしようもな...
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書くって、過去を責めないってことかもしれない

今日は、ちょっとだけ自分に届く本に出会った。正直、期待なんてしていなかった。どうせ私は書かないし、続かないって思ってた。でも、その本の作者は、一度も「収益」の話をしなかった。書くことを“副業”じゃなく、“生きること”として語っていた。そのと...
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生徒会だけど、だいたい暇よね

ねえ、キティちゃん。生徒会って何するの?いや別に、仕事したくて言ってるわけじゃないのよ。むしろ、机に座って紅茶飲んでれば「雰囲気で仕事してる人」になれるんじゃないかって……え?そういうのがいちばん疲れる? フフ、たしかにね。まあでも、何か言...